Inventions & Dimensions / Herbie Hancock

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Inventions & Dimensions / Herbie Hancock

(c00944)

参加アーティスト
Herbie Hancock, piano
Paul Chambers, bass
Willie Bobo, drums & timbales
Osvaldo "Chihuahua" Martinez, conga & bongo
トラック
Succotash
Triangle
Jack Rabbit
Mimosa
Jump Ahead

インヴェンションズ&ディメンションズ / ハービー・ハンコック
1963年5月よりマイルス・デイビスとの活動を始めたハンコックだが、このアルバムはその3ヵ月ほど後に録音されている。本人によると、それぞれの曲に設けたルール以外はジャズの固定観念にとらわれずに自由に演奏するようメンバーに指示したという。これはマイルスがKind of Blueの録音のときにスケッチだけをメンバーに手渡して演奏させた方法に良く似ている。しかしマイルスとの演奏を始めて日が浅いせいか、ハンコックのピアノの演奏自体は後年の作品ほどマイルスの影響は見られない。

インダストリアル的なフレーズから始まるSuccotashのリズムは6/8拍子だが、途中1小節中12ある8分音符のビートを打つタイミングを入れ替え4/8拍子にに変化する。スローテンポでわかりにくいが、Triangleも4/4と12/8が入れ替わる。Mimosaのみがコード進行を事前に用意された曲で、マイルスとの共作ともされている。ボンゴのリズムパターンが心地よい。最後のA Jump Aheadになってモダンジャズらしい曲が出てくる。が、コンセプトはもちろん隠されていて、16小節ごとにベースのペダルノートが登場するが、そこにハンコックとの掛け合いがある。ここで主導権を握っているのはポール・チェンバースで、ハンコックがチェンバースの4小節に呼応する形になっている。

また、ピアニストとしてのハンコックについて随所に怪奇的な演奏も見られる。左右両手の運指やスケールの使い方など、ハンコック独特の表現技法はマイルスとは無縁に花開いている。

セッションアルバムとして最高にスリリング。そしてハービー・ハンコックのアイディアとグルーブを堪能できるアルバム。

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  • 発表:1963年8月
  • レーベル:Blue Note

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